平成27年2月27日、西北農林水産部農業普及振興室により、板柳町を含む西北地域7市町のりんご園地で積雪深調査が行われました。その調査により、次のような状況が見られたということです。
・前回調査時(平成27年2月16日)に比べ、30~40㎝程消雪が進んだ ・積雪深は、前年並みの園地もあれば、前年より40㎝程上回っている園地もある ⇒消雪は一様に進んだが、積雪の深さは地域により大きな差がある。
次のグラフは、その調査結果を基に作成した、板柳町(高増地区)と鶴田町(妙堂崎地区)のりんご園地の積雪深の推移を表しています。
2月16日には105㎝だった積雪も、27日には70㎝にまで減少。高増地区では前年並みの積雪まで減少している。
2月16日には110㎝だった積雪は、27日には80㎝まで減少。しかし、依然として前年より30㎝多い積雪がある。
どちらも当社管内であり、2月16~27日の間に同じようにおよそ30㎝の消雪があったことがわかります。しかし、積雪の深さを見ると、板柳町は前年並みまで減少した一方、鶴田町は未だ前年を30㎝上回っています。
今冬は12月の早いうちからまとまった降雪があり、その雪の多さに園地では雪害が心配されました。幸いなことに、現時点まで西北地域において雪害はほとんど確認されていませんが、例年に比べて積雪が多い状態は依然として続いています。
【参照:西北農業普及振興室発行「平成26年度西北地域りんご情報(りんご園地積雪等状況)」平成27年2月27日】